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TOP > フレコミ漫画大賞 > 第8回フレコミ漫画大賞結果発表!
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たくさんのご応募ありがとうございました!選ばれた作品は、コレだ!!
大賞
該当作なし
優秀賞
該当作なし
今回は、残念ながら大賞、優秀賞に至る作品はございませんでした。
次回以降も、情熱のこもった作品をお待ちしております!
佳作
『M×M』
青い人
概要
超絶ドジっ娘美少女アンドロイド“まも”を開発した天才的発明家、岡本稔。だが、稔が開発を依頼されていたのはお手伝いロボだった! 彼の幼馴染で、助手の利恵は“まも”の廃棄を企むが、稔は“まも”を必死に守ろうとする。稔が“まも”にこだわる理由はなんと……!?


講評
ロボットをキスで目覚め(起動)させる導入など、読者を引きこみ、また、楽しませようという作者の意図が強く感じられた作品でした。一方で、キャラクターに感情移入しにくい点があったのは残念。主人公がロボットを少女姿に作った心情を、あと一歩踏み込んで描くなどしてキャラクターに深みを出してほしかったところです。そうすれば、「軽いコメディ」以上の読後感を残すこともできたはず。
キャラクターの表情や仕草といった外見の魅力を追求するのはもちろんですが、動機や行動原理などキャラクターの内面にも、読者が入り込めるよう心がければ大賞や優秀賞も見えてきます。
デッサンや仕上げに関しては、一定以上の力はあるものの、まだまだ改善できる余地があるので、今後の努力に期待しています。
佳作
『定時制の彼女』
白藤
概要
とある高校の普通科(全日制)に通いつつ、ケンカに明け暮れる五十嵐。彼はある日、見ず知らずの女性・和泉をケンカに巻き込んでしまう。が、逆に和泉の機転によって、五十嵐は助けられるのだった。実は、和泉は五十嵐と同じ高校の定時制に通う生徒だということが判明する。和泉に一目惚れした五十嵐は、積極的にアプローチするが、定時制と全日制には超えがたい壁があって……。


講評
背景の描き込みやコマ割り・構図による演出等、テクニック的な評価は、全作品中トップクラスでした。まだ多少荒さが残っているものの、少女漫画に要求される繊細さを十分に持った絵柄で、主人公の男の子、ヒロイン共に、十分魅力的に描けています。
しかし、物語の前提となる人間関係・舞台設定が大仰すぎた感があり、かえって話がこぢんまりとして見え、結果“絵”ではなく“キャラクター”として見た場合、主人公の男の子、ヒロイン共に、今ひとつ魅力に欠けていました。設定ではなく、ドラマを、ひいては、テーマを中心に据えて物語を作っていけば、格段に良くなるでしょう。
なお、背景もテクニックは高いですが、仕上げは全般的にやや荒かったので、急がず、もう少し丁寧に描くことを心がけてください。

佳作
                   
『2次元電波注意報!』
  
南千潮
概要
『2次元』と呼ばれる電子仮想人格が一般化した近未来。『2次元』が原因で好きな子に振られてしまった『2次元』嫌いのエイジの元に、「私は本当は人間の女の子」と主張するヘンテコな『2次元』の美少女・ココが現われた。さらにはココを追って、背中に巨大アンテナをつけた電波女がやって来て……!?


講評
世界観の中核をなすアイデアがユニークで、『M×M』同様、その漫画的設定・世界観を、無理なく導入している点が評価されました。またキャラクターの役割がはっきりしており、かつ、その役割を読者に意識させない工夫があるという点でも優れていました。
一方で、モノローグでの語りが多かったり、ページ数に対してエピソードの数が多く、冗長に見えてしまうのは残念でした。
コンテ・ネーム段階で絞り込みを行い、同じようなセリフやシーンが繰り返されることのないようにしたいところです。その上で大胆なシーンや構図、情感のある画面の作り込みを行えば、より読者の印象に残る作品を作ることができるでしょう。

                    

『ウツセミ』
  
北川らら
概要
“不幸”を磁力にして親友になったまゆとカヤ。高校生になっても、ずっと続くはずだった二人の日常は、ある時を境に、静かにほころび始める。少年・鳩部のまやへのラブレター。そして、カヤの「私、転校するの」という突然の告白。変わりゆく世界の中で、まやは自分と向き合うことになり……。


キャラクターが物語で要求される役割以上に、深みが出ています。キャラクター同士の組み合わせや、やりとりにも、ちょっとした意外性があって引き込まれました。
その分だけ、全体のセリフ、絵の量が気になりました。セリフを3分の1に、ページ数を3分の2に減らすことはできないでしょうか? そこまで絞り込むことで初めて、本当に必要なセリフ、絵というものがわかってくると思います。そして漫画の印象はより強くなります。
ちょっとした心のやりとりや、感情の変化は楽しめたので、今回の作者さんの意図とは異なるかもしれませんが、DVや死といった重すぎるテーマではなく、もう少し身近な悩みが主題の作品をぜひ読んでみたいですね。
○最終選考該当作品(作者名五十音順)
 
『サトリと眼鏡』
  
星影亭
講評
残念ながら佳作には至りませんでしたが、入賞まであと一歩というところでしたので次点という扱いにさせていただきました。
読者を楽しませようという作者の意図が伝わってくる作品で、キャラクターを魅力的に見せようという工夫が随所に見られるのは高評価。ですが、そのキャラクターが感情を吐露する決めとなるべきシーンが、パターン通りだと読者が冷めてしまいます。自分なりの情景を読者に伝える努力も怠らないでほしいところです。
ストーリーについても、ページに対して内容を詰め込みすぎている印象を受けるので、読者が感情移入しやすいようにする意味でも、主となるキャラクターを絞って、シンプルに筋を作っていくといいでしょう。

その他、最終選考該当作品(作者五十音順)

『I CALL YOU』nemo2jp
『カゼノヒメ』久純
米村先生総評
長所が多い作品が揃っていたので、後は細部の調整が肝心ですね。全体にまんべんなく手が入っていて、大切なシーンを強調しきれていない作品が多いのが残念です。時には盛り込まない勇気、絞り込む覚悟も必要です。シナリオなりコンテなりが完成してから、もう一度メリハリをどうつけるか考えてみてはどうでしょうか。

編集部総括
今回のフレコミ漫画大賞は、大賞・優秀賞は該当作なしで、佳作が3本と、少々物足りない結果に終わりました。

予選を通過した各作品は、どれも一定水準の技量(作画技術・作劇技術)は満たしていたものの、作者の伝えたいテーマや内容を読者に届けるための工夫をしているか、という点が入賞の判断を分けました。

佳作に選ばれた3本は、特に、物語の導入やキャラクターに工夫があり、他の作品よりも一歩リードしていました。

面白い作品は、作り手である作者が面白いと思うだけでなく、読み手である読者が面白いと思える工夫や努力をして初めてできあがるもの。それが「読者を意識した作品を作る」ということです。

さらに編集部としては、フレコミ漫画大賞に応募する皆さんには、意識する読者を、ある程度明確な姿で想定してほしいと考えています。
読者は男性なのか、女性なのか、少年なのか、少女なのか?
何が好きで、どんな生活をしているのか?
あなたの作品を読む読者の姿を意識して描くことができれば、大賞も決して高いハードルではありません。

つきましては、『フレコミ漫画大賞』は次回、第9回から部門賞を新たに創設します。
既存の賞のほかに、ブラッド、ネクスト、フレアの各部門に応募された作品から選出予定です。

賞の詳細はこちら

フレックスコミックス編集部は、「FlexComix ブラッド」「FlexComixネクスト」「FlexComix フレア」の読者のハートを射抜くあなたの作品、お待ちしています!

受賞者のみなさん おめでとうございます!!
 
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